丸三老舗について

ここ鹿島の地で、200年続く和菓子屋として、私たちはこれまでも日本の伝統である和菓子の美しさと美味しさを、どのようにして皆様にお届けできるかを見つめ、考え続けてまいりました。

食の安全がより強く求められる昨今、何よりも大切なのは安心して召し上がっていただける、本当に美味しいものを提供することです。

直接、茨城県内の生産者の方々と出会い、会話し、その手で丁寧に育てられた果物や野菜に触れることは、新しい発見の連続ばかりでした。

顔の見える生産者たちの情熱が込められた食材は、江戸時代から受け継がれてきた職人の技術とかけあわされ、和菓子へと姿を変え、今も鹿島に息づいています。

和菓子は単なる食べ物ではなく、歴史と文化が織り成す芸術品であり、人々の心に温かさと安らぎをもたらすものです。

そして同時に、和菓子は時代の器でもあります。
時代の空気を吸い込み、その形を変えながら、作り手の思いを乗せて、次の時代へと続いてゆくもの。

これからも丸三老舗は、鹿嶋を代表する老舗の和菓子屋として、皆さまにより美味しく楽しい和菓子をお届けするために、精進を重ねてまいります。